事業内容

二輪に特化した「KYBモーターサイクルサスペンション株式会社」略称「KMS」(出資の1/3はヤマハ発動機)は、2013年10月に設立。伝統に基づく技術は勿論の事、スタッフの勢いも評判だ。技術部をはじめ、レースサポートとして全国各地を周っているスタッフなど魅力的なスタッフが多く揃っている特徴を持っている。

KYBと言えば2輪車が好きな方にはサスペンションメーカーとして、四輪車に明るい方には四輪用ショックアブソーバや電動パワーステアリングなどが知られている。
更に、1964年から新幹線用のオイルダンパを手掛けている。新幹線の乗り心地と安定性にもKYBのテクノロジーが生かされている。他にも東京スカイツリーや東京駅の免震装置や航空機・舞台装置・船舶・試験装置・福祉用など多くの分野に関するモノづくりをしている。

創業者の「萱場資郎 (1898~1974)」の油圧装置は独創的でありながら「簡単は最高の技術なり」という資朗氏の信条を示唆する話がある。
1930年に英国ビッカーズが日本で自社空気オレオの特許申請を拒否されたことに対し異議を申し立て、資郎氏を訪ねた。すると資郎氏の設計したオレオは同社のものより構造がシンプルかつ重量や性能共に高性能だった事に納得した。
更に「希望するなら萱場式の製造権を御社に分権してあげるよう海軍大佐に頼んでもよい。」と言う資郎氏の言葉に苦笑いし帰国した経緯がある。

その後も数々の発明をした資郎氏は1935年に現在のKYBの母体となる株式会社萱場製作所を創立。「わが社の目的は営利のみにあらず人の世のため発明考案に専念する。」という理念のもとKYBは成長してきた。
そんな資郎氏の思想や情熱を引き継ぎ、油圧技術を中心に発展してきたKYBは事業拡大、更には世界89ヶ所に拠点を持つグローバル企業として2015年に80周年を迎えた。

その中、KMSは二輪サスペンションに特化するべくヤマハ発動機との合弁会社を設立する。お互いのロスを少なくする事だけではなく、より迅速な製品開発やお互いのノウハウを共有する事できる。それにより今までに無い製品開発やモノづくりが可能となり、成果は全てお客様に対して提供できる企業となった。そしてKYBではテストコース内に実験棟が移設され、四輪・二輪共にますます充実した開発が期待されている。
今後の車両に様々な形でKYBのサスペンションが採用されていく事で創業者の「簡単は最高の技術なり」という信条や「わが社の目的は営利のみにあらず人の世のため発明考案に専念する。」という理念の基に新製品の開発・提供が出来る。そんな企業を目指していきます。